試考作互

あらたな考え方をためして、
ともにつくる

テーマ:「えんぴつ」のコアをみつけて新しい価値をつくりだす

コラボレーションパートナー

立体切り絵作家

SouMa

立体切り絵作家。小学生の頃から切り絵を始める。
美術やデザイン関係の学校で学んだ経験はなく、師匠や先生もいない。そして下絵や設計図すらないことがほとんど。全て自身の感性に任せて作品を創作するため、唯一無二の独創的な作風が特徴である。

現在はアートディレクションや広告キービジュアルの制作なども行うほか、島根県松江市の松江観光大使も務めるなど 従来の「切り絵作家」という枠を完全に超えた創作活動を展開している。

マインドフリー

Social Media Marketing Group

谷口 瑞稀

2015年に新卒1期生としてMindFreeに入社。
学生時代は滋賀大学 経済学部にてマーケティングを専攻し、消費者心理学や経営戦略などモノが売れる仕組みについて学ぶ。
絵を描くことが好きで、「自分の生み出したものが誰かに届いていく」感覚への興味が増す中で 顔も名前も知らないどこかの誰かを動かすコミュニケーションデザインの力に惹かれマインドフリーに入社した。
現在はソーシャルメディアマーケティング部署のディレクターとしてインフラから化粧品まで幅広い企業のSNS運用に関与。モットーは『お客さんと二人三脚』で、単なる「仕事の依頼主と請負人」ではなくクライアントと「戦友」になることを意識して日々の仕事に向き合っている。

何を本質とするか。そこから何を生み出すか。

今プロジェクトを通して。
同じ「えんぴつ」というテ-マを見ているのに、コラボさせていただいた方々の視点や価値観、一緒に作りあげていくメンバーたちの意思、想い、そういうものを通してそれぞれに全く違う完成形が生まれていく過程を見てきました。
そうやって作られるものを見ていると、いま自分の価値観を通して生まれた答えが必ずしも正解ではないかもしれないと思ったり、無数に生まれる可能性のうちの1つに過ぎないかもしれないとか、もしかすると私は今までの人生の中でもあらゆることを自分の物差しでしか見れていなかったかもしれない、そういう学びや気付きがありました。
それは不安でもあり、戸惑いもあり、でも本当はとてもポジティブで、輝いていて、キラキラした未来に繋がる一部なのかもしれません。
 
実はこのプロジェクト自体は結成されてからまだ2か月ほどしか経っていないんですが、この短期間のあいだに驚きや不安、喜び、本当にさまざまな感情が自分の中を駆けていた気がします。
何を本質とするか。そこから何を生み出すか。
たった1つの「正解」はどこにもなく、いろんな試考作互をするなかで、少しずつ新しい何かが見えてくる。そういう無限に広がる未来への可能性の片鱗を、体感させていただいたような気がします。
もっと試考作互、します。

"普通"や"固定観念"と呼ばれるものに捉われない姿

私が最初、SouMaさんと取り組ませていただきたいと思ったのはSouMaさんのつくる作品に惹かれたからでした。
私が初めて見たのはこの「自由」という作品です。

ドレス部分や1本1本の髪など 切り抜いている部分の細やかさはもちろんですが、紙へのこだわりや羽を使った空気感の表現、しなかやかで美しい女性の立体感。
それらすべてがとても繊細で緻密で、こんな切り絵は見たことがない、とても綺麗だと思いました。
加えて印象的だったのは今までずっと独学で技を磨いてこられたということと、制作過程において下絵や設計図の類が存在しないことです。
SouMaさんの作品や生き方にふれた時「切り絵とはこういうものだ」、「まずは下絵から作るものだ」、「何かを学ぶ時は誰かに教わるものだ」といった今までの"普通"や"固定観念"と呼ばれるものに捉われない姿がとても素敵で、魅力的な方だと感じました。
この方と一緒に今プロジェクトに取り組めたらどんな作品が生まれるんだろう。
そう思ってわくわくしたことを覚えています。

SouMaさん
改めて、突然の依頼にも関わらず快く受け入れてくださったこと、そして大事な個展と時期が被ってしまった中大切なお時間を割いてこのプロジェクトを一緒に作り上げてくださったこと、感謝をお伝えしたいです。
本当にありがとうございました。

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