プロダクトデザイナー
「シンプルとは何か」を問いかけてきた
秋田さんが考える鉛筆とは…?
鉛筆の「余生」を考える
「うしろ」数センチに
芯をいれない事によって
鉛筆の「セカンドライフ」が生まれる。
芯がなければ
「六角形」の木の柱である。
例えば「アクセサリー」「はしおき」「なべしき」などの「セカンドライフ」のアイデアを集めた冊子を添えるのはどうでしょう。
アイデアが生まれた経緯
センスとは「物の本質を見出し、全く違うモノをつくりだす」
そう書かれた趣意書の一文に「ほだされた」という感じでしょうか。
例えば課題で「快適なもの」を考えなさいと言われれば、
わたしは『不快とは何だろう。』と思いめぐらせます。
つまり課題の反対側に答えがあると思うのです。
今回の鉛筆のだと「使われない後の部分」について即座に思いが至りました。
おおげさな表現をすれば
「ふたつの人生が同軸につながっているのが鉛筆」です。
それならば鉛筆としての役割を終えた後を「ワクワクして待てる」という
セカンドライフは素敵だと考えたのです。
鉛筆と
生きてきたみなさんへ
鉛筆は、わたしたちが物心ついたときから、ずっとそばにいてくれていました。
あなたは、これまで生きてきた場面の中で、「成長」や「新しい発見」を
鉛筆とともに経験してきたということに、気づいていますか?
01
初めて自分の名前を
書いたとき
正しい持ち方よりも、自分の名前を「書けた!」ということに感動を覚えた。嬉しくて、何度も何度も繰り返して書いた。
02
自分の目で見たものを
表現したとき
寝かせたり、力を抜いてみたり、逆に目一杯の力を込めてみたり…。鉛筆にしか出せない「表情」を込めることができると知った。
03
人生 大一番の勝負に
立ち向かったとき
何度も心が折れそうになっても、勝負の日まで諦めずに一緒に戦った。終わったあとは「ありがとう」でいっぱいだった。
04
自分だけの世界を
描きたいとき
ナイフで削られた鉛筆は、私の世界をグッと引き出してくれる。うまくいかなくて苦しいときも変わらず表現してくれる。
05
「ことば」や
「物語」を起こすとき
「さらさら」と進んだり、「こんこん」と進まなかったり。何度も書いては消して、最終的に最高のストーリーが生まれた。
06
「モノ」について考え、
生み出そうとするとき
力強く、時には優しく。使う人の喜ぶ顔を見たくて、たくさんアイデアを出す。数えきれないほどのスケッチを生み出した。
07
いろいろな鉛筆を
あつめたとき
木の種類、芯の濃さ、表面のデザイン…。鉛筆には様々な顔があると思う。それは、書くときにも表れてくる。そんな鉛筆が大好きだと、使う度に思う。
08
生徒のひたむきさや
努力を感じたとき
宿題のチェックは、一人ひとりと向き合う時間。だんだんと線が太くなっていく文字を見て「がんばったね」と大きく花丸を付けた。私の線も濃くて太くなった。
09
緻密な設計図に
黙々と向き合ったとき
ちょっとした誤差が、大きなズレにつながるので、線を引くということに慎重になる。集中して製図に向き合うことは自分自身と向き合っている時間にも思える。
こんな風に、鉛筆はいろいろなかたちで
わたしたちの力になってくれています。
そんな鉛筆が最後まで活躍し続けられる
ように、
鉛筆の「余生」を、
“カタチ”にしたいと思います。
ぜひ、鉛筆愛のあふれる
あなたの力を貸してください!
普段から鉛筆を使っている方はもちろん、
新しいことを作り上げたい方も一緒に、
鉛筆がしあわせでいられるような
「新しい生き方」をプレゼントしましょう!
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メッセージ
社会にはじめてでる人、
新しいことに挑戦しようとしている皆さんへ
プロダクトデザイナー
秋田 道夫