えんぴつの本質は、
「誰かに伝えたい想いを
伝える手段として生まれたもの」だと考えました。
いろんな形やデザインのものがあるし、
人によって用途も違います。
だけど、伝えたい想いを相手に伝えるという
使命を託されてえんぴつが誕生したということ。
それこそが本質ではないかと思うんです。
えんぴつによって文字にされた
「伝えたい想い」。
それを受け取った人の喜びや感動が、
えんぴつの本質を教えてくれる...
そんな気がします。
わたしもさまざまな
手段を使って、
「伝えたい想い」を
表現しています。
えんぴつの本質って何だろう?と
考えた時、最初に浮かんだのが
自分の本質は何だろう?
ということでした。
そこから、えんぴつとわたしについての問いが始まりました。
シンガーソングライター、
講演講師、ピアノ教師
ラジオパーソナリティ、司会、声優
家族、友人、先生、クライアント…
関わる人によって、関係性もわたしへの
イメージも様々です。
ただ一つ変わらないのは、わたしがこの世に生まれ存在しているということ。
この事実こそがわたしの「本質」だと感じています。
人生にたくさんの人が関わってくださっているからこそ、
わたしは生きることができています。
そしていろんな感情も、人と関わるからこそ知ることができました。
自分の想いを、自分の出来るやりたい表現方法で伝え、
誰かの喜びに変えていくことが生涯のわたしの目標です。
えんぴつは自分の身を削って想いを伝えます。
わたしも自分の命と時間を使って、大切な想いを伝えていきたい。
えんぴつと自分自身を重ねることで、
そんな「伝える」ことの尊さを改めて感じました。
Director / Cast / Writer / Music : yokko
Editer : 大八木大介
今回『話し家』として、
『ナレーション』『手話通訳』『オリジナル楽曲』『字幕』を使用し、
『想いを伝える』映像を作成いたしました。
「わたし」=えんぴつと擬人化し、
えんぴつが映像を見ている「あなた」に語りかけている設定です。
筆記用具は他にもシャープペンシルやサインペン、筆ペンなど
さまざまなものがありますが、えんぴつ以外の筆記用具は中のインクや
芯がなくなることはあっても本体の姿形は変わりません。
だけど、えんぴつは本体を削って使用するため、いつか姿形がなくなります。
それでも、記した記録や想いはえんぴつ本体がなくなったあとも残すことができます。
えんぴつが描く線は、想いによって様々な表情を見せてくれますね。
動画の中には、わたしの考えるえんぴつの本質をちりばめています。
観てくださる「あなた」にとっての本質は、どうでしょうか?
わたしがいつも大切にしていることがあります。
それは、子供の頃の自分がもし今の自分に出会った時に
「頑張ってるな!!」と応援してもらえるような自分でいられているかどうか、いつも頭においておくということです。
社会に出て、他人からの評価やプレッシャーに負けそうになることもあるかもしれません。
それでも、自分と向き合うことを大切に一歩ずつ進んでいってください。